脂質異常症は60歳から69歳の25%がかかり、尚且つ自覚症状が出ないという危険な病気

血中の悪玉コレステロール、中性脂肪が異常に増える或いは善玉コレステロールが足りない状態となることを「脂質異常症」と言います。
脂質異常症の原因としては、遺伝子やネフローゼ、甲状腺機能低下症等の病気、ステロイドといった薬によるものも考えられますが、やはり普段の生活が一番の原因となっているのです。
男性では30歳を迎えた頃から、女性の場合は50歳を迎えてからかかる人が多いとされています。
ある機関の調査結果では60歳代の女性のうちおよそ27%の方が脂質異常症ということでした。
つまり、4人中1人の方はこの病気にかかっている疑いがあるのです。
ところが、脂質異常症にかかっても自覚症状が出ないといったことから、放置される傾向があります。

 

コレステロールが溜まることで、動脈硬化、慢性疾患を引き起こす

 

脂質異常症をそのままにしておくことで、自分では気付かずとも間違いなく体では異常が起きてしまうのです。
その一例としては、動脈の中にコレステロールが溜まり、血管内腔部分にプラークができることが挙げられます。
これができることによって血管内腔の空間が狭められ、狭められることによって血管内腔が弱くなってしまい、ヒビが入りやすくなるそうです。
そして、そのヒビに血小板が溜まることによって血栓ができてしまい、血管を閉じてしまいます。
それに加えて、別の問題も関わってくることで動脈硬化はさらに進んでしまい、生命に関係する病気となってしまう危険性も高くなるのです。

 

自覚症状が出ないといった点が脂質異常症の恐ろしいところ

 

 

痛みを感じることで初めて重い病気であることが分かるのが脂質異常症です。
普通であれば、血中の脂肪が増加しても何も感じず、特にこれといった症状は感じません。
実はこれが脂質異常症の恐ろしいところであって、脂質異常症がさらに進行すると心筋梗塞によって発作が起きる、急性膵炎による痛みを感じてからでないとこれに気付かないことが多いのです。
このような事情もありますので、健康診断はきちんと受けるようにし、どこか数値に異常がないか?をチェックしておくことが重要となってきます。

 

脂質異常症となった方の80%以上は食事や運動不足によるもの

 

コレステロールが高くなるのは、食事、運動、体重過多等といったように食事によるものが多くなっているため、日々の食生活を今一度考えていく必要があります。

 

コレステロールを増やす食品の多量摂取には要注意

脂質異常症となった方の80%以上が食べ過ぎ、脂肪中心の食事、運動をしない等といった良くない生活スタイルが関わっているとされています。
食事では、動物性脂肪、トランス脂肪酸を多量に含む食事を摂取することで、体の中の悪玉コレステロールが異常に増加すると言われているのです。

 

そして、女性に限っては閉経を迎えた後にコレステロールが増えやすいとされているため、これまで以上にコレステロールには気を使っていかなければなりません。

 

食物繊維やビタミン、ミネラルを多く含む食事となるようにする

脂質異常症となるのを防ぐためやそれを少しでも良くするためには、食事の改善が重要でありますので、以下に挙げる食品を多く摂取するようにしましょう。

 

食物繊維を多く含むもの

 

いも・きのこ・緑黄色野菜・海藻類等。
これらを中心とすることで、コレステロールを外へ出しやすくなります。

 

 

ビタミンやミネラルを多く含むもの

 

ビタミンA・ビタミンE・ビタミンCを多く含む緑黄色野菜や果物、そして、大豆等の摂取を心掛けることで、活性酸素の発生を防ぎ、脂質異常症となってしまうことの予防へと繋がります。
そして、海藻やナッツ等にもミネラルが多く含まれているため、摂取により血管の弾力性を保ってくれるのです。