運動することで得られる効果と、運動療法のメカニズムについて

 

運動療法はたいへん推奨される方法です。
食事療法と並んで、多くの方が取り組んでいます。
ですが、むやみに運動するだけでは効果は得られません。
正しい方法を実践しなければなりません。
それではみなさまに、その方法とメカニズムをお伝えしましょう。

 

有酸素運動と無酸素運動

 

運動は大きく二種類に分類されます。
「有酸素運動」と「無酸素運動」です。
ウォーキング、ジョギング、水泳は有酸素運動の代表格です。
これらの運動には、インスリン感受性を高める効果やストレス発散作用などがあります。
運動によって、細胞内AMPキナーゼが活性化して、
GLUT4(グルトフォー)によるブドウ糖の取り込みが促進されます。

 

そのおかげで運動後に血糖が安定化します。
一方で無酸素運動の代表格は、筋トレやストレッチです。
これらの運動をすることで、筋力は維持され、また向上されます。
私たちが摂取するブドウ糖は、筋肉に消費されます。
筋量が低下すると基礎代謝が下がるため、
ブドウ糖の消費量も減少してしまいます。
したがって筋肉を維持することは、
血糖コントロールにおいて、とても重要なことなのです。
私たちの日常生活の中で、意識して行うべき運動は、
軽いレジスタンス運動です。
簡単なダンベル負荷を行えば
インスリン感受性を高めることができます。
また、腹筋をすることでも効果があります。
ストレッチなどの、筋肉に周期的な刺激を与える運動は、
GLUT4の作用を活発にする働きがあります。

 

こちらも十分な効果を期待できるでしょう。