心だけでなく身体にも不調を招くストレス

ストレスは自律神経系を狂わせ、全身の不調の原因となる

 

ストレスが健康に悪影響を及ぼすというのは、多くの研究や調査、動物実験などでも明らかになっています。

 

生活の中でストレスを感じないことは無いと言っても過言ではありませんが、あまりにも強いストレスや、長期間にわたってストレスを感じ続けた場合は危険が伴います。
うつ病や神経症といった精神的な病気の引き金になるだけではなく、身体面でもさまざまな生活習慣病を招く原因となるのです。

 

なぜストレスは身体面にも影響を及ぼすのでしょうか?

その理由は、ストレスが自律神経系に障害を起こすからです。
自律神経は、体中の臓器や器官の働きを調節する役割を持っています。
呼吸、脈拍、血圧、発汗、排尿、排便など、
私たちの身体の多くのはたらきは、自律神経が司っているものです。

 

強いストレスを長期間受け続けると、身体の司令塔である自律神経系に悪影響がおよぼされるわけですから、全身にさまざまな不調が生じることになるのです。

 

ストレスは内分泌系をも狂わせ、高血糖を引き起こす

 

 

また、ストレスは内分泌系にも悪影響を及ぼし、
これも不調の原因となります。

 

内分泌とは、ホルモンの分泌を指します。

 

脳の視床下部脳下垂体、甲状腺や副甲状腺、すい臓、腎臓、睾丸など、私たちの身体の中ではさまざまな器官から数十種類にも及ぶホルモンが分泌されています。
このホルモンにより、私たちの身体の恒常性は保たれているのです。

 

逆にいえば、ストレスにより内分泌が狂ったり失われたりすれば、さまざまな不調が出るだけでなく、
最悪の場合は生命の危機すら危ぶまれます。

 

例えば、高血糖は内分泌の狂いによって生じる症状です。
正常な身体であれば、血糖値が高くなった場合は、血糖処理機能のあるインスリン分泌が増えたり、血糖値を上昇させる物質の分泌を減らしたりといった指令が身体に出るはずなのです。
しかし、神経系や内分泌系が狂えば、こうしたコントロールができなくなります。
その結果、高血糖となってしまうのです。

 

ストレスは暴飲暴食や喫煙など、不健康な習慣を招く

 

さらに、ストレスは身体機能を狂わせるだけでなく、
ストレスによる暴飲暴食などにもつながることが多いです。
暴飲暴食は肥満の大きな原因になるだけでなく、
脂肪分の多い食事をし続ければ
体に様々な疾患を引き起こします。

 

そのような食事は体内のコレステロールや
中性脂肪が増加しますから、
脂質異常症や高血糖をどんどん悪化させてしまうのです。

 

また、ストレスを感じたとき喫煙をする人もいるでしょう。

 

しかし、これも健康にとっては害となるものです。

 

喫煙は、全身の免疫力を低下させます。

 

さらに、血管を収縮させる作用もあるので、
高血圧や動脈硬化の引き金にもなるのです。

 

ここまでご説明したように、
ストレスは精神的な問題を引き起こすだけでなく、
身体にも様々な不調や疾患を引き起こします。

 

日々のストレスに自覚のある人は、
ぜひとも解消できないか心がけてみましょう。